教室をクラブに例えてみた

約5年の練り切り専門教室をしてきた中で

ずっと感じてきたことがありました。


練り切りを始めて練り切りを作る楽しさに目覚め、

のんびり作り続け、のんびり教室をしていく中で

いつの間にかたくさんの方にお越しいただける教室に。


集客が難しい。

これが恐らく大部分の方の悩み。


私から見たら、素敵な生徒さんで

少しの見方を変えるだけでぐんっと進むだろうな、という方に

何人も出会ってきました。


卒業生さんであれば、相談してきてくださることもあるので

話を聞いて、どういう形がその方に合っているのかな、と一緒に考えたり

「〇〇さんからなら、こういうレッスンを私は受けたいなぁ」と

私の気持ちを伝えたり。


まずは教室という形じゃないといけないわけじゃないので

気持ちを整理していくことが私は大切なことかなと

思っています。


整理してみたら、お店という形のほうがよさそう!とか

やっぱり伝えていきたい、とかクリエイターとして

作品を提供する形が良い、または、もう趣味でするのが好きなんだ、と

気づく方も中にはいるかもしれませんね。


私はというと、
集まらない時期ももちろんあり、
でもあまり気にしていなかったなぁと
思います。

それよりも、なぜか申し込んでくれた
勇気のある生徒さんに
出会えたことへの感謝のほうが
大きかったかも。



10年専業主婦をしてきたけど、昔から伝えることは

好きだったんだと思います。




そんなお話を今日はしますね。



学生時代は無名なスポーツをしてきたので、新入生にはルールを伝えることから。

(練り切りも一般的には練り切りってなに?と聞かれることが多かったため

似ているなぁ)


もちろん無名なスポーツなので勧誘にも苦戦しましたよ。



知らない人がほとんどなので、

このクラブに入ろうなんて思っている人は

まず、いないわけです。


まずは知ってもらわないといけない。

チラシを配るだけではなく、道具を持ったりユニフォームで声を出して目を引いたり。笑



でも、それよりもこのスポーツをしたら、

大学生活がこんなに楽しくなるんだよ、と

伝えることを重視しました。


その上で体験に来てもらう!


それはまたサロネーゼ育成講座のティータイムでお話しします!

長くなるけどお教室に繋がる話。



もちろん無理強いはしない。

魅力を感じて入ってきてくれた子に時間をかけたかったから。



私たちの学年の4倍の新入生が入り、うれしい悲鳴でした。(1学年上、3学年上の先輩は辞めており、2学年上の先輩は就活で不在)


1年生でいきなり、キャプテンに!笑
2年間務めました。


方向性を一つにするために、思い切った改革も必要で

そこが一番悩んだところです。



(お教室で何でもやさんになってていいのかな?もっと絞るべき?

でも喜んでもらえるならいいかな、でも私は何を目指していけばいいの?)と

そんな状況なわけです。


弱小チーム、助成金もなくバイト代で遠征に行かなければならない。



大学とクラブの隙間時間にバイト、隙間時間にバイトできるようにバイト先に信頼を得て

都合の良い時間に入れてもらえる動きを

しないといけない。


とにかく忙しかった!


男女合わせて100人の部員を抱え

(女子部が先に創設されていたので大学側との折衝なども女子部がしていました)



色んな問題を事前に防いだり

OGの方々との連絡係、

練習方法や練習場所の確保、各自のスキルアップ、チームワークの増強、

他大学への練習試合の依頼、合宿の日程や移動方法、宿泊費の交渉、総会の準備、司会、などなど。




似てません?教室をしている人なら
きっと分かると思います‥
とにかくやる事が多いんですよね

個人でも動きながら
周りにも働きかける‥


何よりキャプテンとして実力は絶対に必要だと感じていたので

男子部に混ざって練習させてもらったり。


泣いたことも、もちろんたくさん。

良いことばかりなんて絶対ないです。



もうこんなチームやめてやる!と

諦めそうな時も笑 若かった!



でも悲しかったり悔しい以上に

嬉しかったこと、続けてきたことに誇りを持っていたので

忘れてしまうんです


後輩にずっと言っていたことは


「やりたい気持ちがあるうちは、続けることを諦めない。」ということ。


途中で留学することになったり、みんなと方向性が合わなくなったり

試合にあまり出られなかったりして辞めていく子もいました。



でもしっかり話して、後悔の無いように選んでもらったので

考えた末の結論ならそれでいいんです。

戻りたくなった戻ったらいいわけですし。


最後まで弱小部でしたが、廃部の危機を私たちが何とかバトンをつないだことで

今もその部は続いていて先日25周年。


続けるって思いがけない
財産を手に入れられるんだなって
思ったんですよね。

あの廃部になりそうで
私の代で潰してしまうかもと思ったけど
諦めなかったから
ここまで沢山の後輩が
できたんだなぁと思うと
感慨深かったです。



なんの話?と思うかもしれませんが

クラブの運営も教室の運営に似てるって事です笑笑


そして、講師に向いてるのか
向いてないのか問題。


たとえば、率先して攻撃を仕掛けるフォワード、中継する人、最後にゴールを決める人、

全体を見ながらチームメイトが困っているときにディフェンスをかわしてもらいに行く人

ディフェンスに強い人、足が速い人、早くはないけどフェイントが得意な人、

ジャンプ力がある、パスが正確、キャッチがうまい、冷静さがある、声をよく出す

などなどチームにはいて助かる人ばかりですが、適材適所があるわけです。


気が強い人、弱い人ではポジションも変わってくるでしょう。


でもどんな人でもぴったりなポジションを選べばそのスポーツが得意に

なるわけです。


そして、それは本人が気づかない事も多く、周りに「いつも振り返ったら取りに来てくれてるからこのポジションあってるんじゃない?」と言われて気づいたり自信になったりするわけです


私はそんな存在になりたいし、なれた時にとっても嬉しくなる自分の性格も
分かっています。


それでも、体力がついていかない、お金が足りない、就活との両立がきついなどなど
いろんな問題が出て向いていてもやめる人はいます

それはやってみた結果なので
後悔なく次へ進めますよね
だから、それもアリだと思います。



私がしていたスポーツはマイナースポーツだったので、

自分のチームさえ良ければいいんだというスポーツではありませんでした


全国大会強豪のチームがもっと盛り上がるように弱小チームと練習試合をしながら

アドバイスする、ということをしてくれていました。


大会で一緒になったら応援に来てくれたりアドバイスしてくれたり、

私たちも対戦相手に必ず、負けた後にアドバイスください!とお願いしていました。


基本的に、私はそういうスタンスなんです。


スポーツと教室はちがう!と言われそうですが、

一緒ですよ。


自分の武器と弱点を洗い出し、どういうプレースタイルが理想かを

はっきりさせること。


そのうえで、向き合う相手について考えていけばよいわけです。



(また!)長くなりましたが、そのとっかかりとして

サロネーゼ育成講座を開講しますよっていう話です笑


12月中旬か1月から開催していけたらいいなと思っているので、

1期生を募集します。


でも、その講座内容も
書けてないのでまた後日笑笑







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